こんにちは!季節はいよいよ秋へと移り変わりました。残暑も厳しいですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて今回は、サングループ健康管理チームより「糖質と糖類」についてお話致します。
二つの違いについて少し疑問に思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
◆糖質とは・・・
糖質は、単純に炭水化物というわけではなく、炭水化物から食物繊維を除いたものになります。
糖質は、体や脳のエネルギー源となる栄養素で健康的に生きていくためには欠かせません。
過剰に摂り過ぎた糖質がエネルギーとして代謝されなかった場合に中性脂肪として蓄えられることから「糖質を摂ると太る」「糖質制限をする」などという考えがありますが、糖質が不足すると疲労感や集中力が低下したりします。
◆糖類とは・・・
糖類は、糖質の一部で、糖質が消化酵素によって、より小さい分子に分解されます。これが「単糖類」や「二糖類」と呼ばれる糖類です。糖類は、糖質と同様にエネルギー源となる働きを持っています。また、食後の血糖値を直接上げる要因にもなるのが糖類です。
【糖質ゼロと糖類ゼロの違い】
◇糖質ゼロ=ほぼゼロ
糖類、多糖類、糖アルコールなどを含んでいないものを指します。ブドウ糖や砂糖などの糖類も含んでいません。ただし、食品100gあるいは飲料100mlに含まれる糖質が0.5g未満であれば糖質ゼロと表示できることになっています。
◇糖類ゼロ≠カロリーゼロ
単糖類や二糖類のことを指します。糖類ゼロの場合、代わりに糖類には分類されないオリゴ糖やキシリトールなど、少糖類や糖アルコールを含んでいることがあります。カロリーはあるので注意が必要です。
※ちなみに食品や飲料に含まれている決められた栄養成分について、一定量(食品100g当たり5g、飲料100ml当たり2.5g)以下であれば、「オフ」「カット」「低」といった表示をしていいことが健康増進法に基づく栄養表示基準制度でルール化されています。
糖質ゼロと糖類ゼロの違いを少しでもお分かり頂けましたでしょうか?ぜひ、食品の表示について注意深くご覧になってみてくださいね。何か面白い発見があるかもしれません。