こんにちは!サングループ健康管理チームより今回は、「がんを予防する食品」についてお話いたします。
令和4年の統計によると日本人の死亡数は増加しています。死因順は、
第一位 悪性新生物<腫瘍> 全死亡者に占める割合24.6%
第二位 心疾患(高血圧を除く) 14.8%
第三位 老衰 11.4%
となっています。
【がんを引き起こす原因】
私たちの体は、約40兆個の細胞で成り立っています。細胞には遺伝子が入っており、
細胞が分裂するときには、その遺伝情報がコピーされています。しかし、日々、喫煙、
過度の飲酒、ストレスなどにより生成された活性酸素などの毒性のある物質によって
細胞が傷つけられています。体内には細胞を修復、回復する働きはありますが免疫力
が低下するとがん細胞を消滅させることができなくなります。そして、細胞に過度な
ダメージが加わることで、遺伝子が傷つき、がん化した細胞が増え、塊となって周囲
に広がっていきます。
【3つのビタミンの相乗効果】
がん予防として期待されるのはビタミンA・C・Eの強力な抗酸化作用です。これら
は、がんを遠ざけるビタミン界の「ACE=エース」と言われています。
ビタミンA・C・Eそれぞれ老化防止や美肌効果のある優れた栄養素ですが、単独より
も3つが融合することによりそのパワーが倍増します。
ビタミンA・C・Eを一緒にとることで、それぞれのビタミンが単独で持っている
「活性酸素の発生を抑える作用」「酸化させる能力を弱める作用」「活性酸素により
傷ついた遺伝子を修復する作用」などが連携して働き、がんの発生と進行を抑え込み
ます。
【がんを予防する食品】
がんを予防する食品は、ビタミンA・C・Eを含む野菜、果物です。ほかに抗酸化作
用のあるポリフェノールやカロテノイドを含む食品を取り入れましょう。体内の活性
酸素を除去する働きがあります。また、緑黄色野菜に含まれるβカロテンの摂取量が
多い人は肺がんの発症リスクが低いと言われています。ほかにビタミンD、カルシウ
ム、葉酸の摂取が大腸がんのリスクを下げるという報告があります。
春の野菜と果物には抗酸化作用が豊富に含まれています。
また、春といえば山菜です!
山菜の独特な苦み成分の正体はポリフェノールによるものです。
山菜は、冬に溜め込んだ毒素を排出してくれることでも有名ですよね。
★春の野菜や果物を積極的に食生活に取り入れてがんを予防しましょう!