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~健康管理通信~
第27回「よく噛むことで得られる効果」

「歯医者さん」は、痛くなければ一番行きたくない所。しかし、私自身、数年前に治療

に通ったのが運の尽き!定期的に受診する事になり、半年に一度、歯磨き指導と歯や歯茎

の健康状態を確認していただいています。

皆さん、時間に追われて食事に時間を掛けられなかったり、柔らかい食品を選びがちだっ

たり、カレーは飲み物!なんて思っていませんか?

今回は、噛む事の大切さに注目したいと思います。

①肥満防止に役立つ

よく噛んで時間をかけて食べると満腹感を得やすくなるため、食べ過ぎを防ぎ、脂肪燃焼

が促進されます。

②頭の働きが良くなる

咀嚼による刺激で頭への血流が増えるため、脳が活性化してやる気に関係するドーパミン

というホルモンの分泌が促され、脳の活性化を助ける効果もあります。脳が活性化される

と、集中力や記憶力、判断などがアップするので仕事や勉強がはかどるというメリットも。

③目の疲れを軽減する

咀嚼によって目の血流量が増えるため、疲れ目の予防に役立つと考えられています。目の

疲れを放置すると、肩や首のコリ、めまいなどの原因となることも。

④食事をよりおいしくする

よく噛むことで食べ物のかたさや形をとらえ、じっくりと味わって食事ができます。また咀

嚼によって出てくる唾液と食べ物が混ざり合うことで、味を感じやすくなります。

⑤コミュニケーションを円滑にする

よく噛むことで口の周辺の筋肉が発達すると、表情が豊かになったり、滑舌が良くなった

りして、コミュニケーションの助けになるというメリットが得られます。

⑥小顔になる

咀嚼によって顔の筋肉が鍛えられるのでフェイスラインのたるみの予防になり小顔効果に!

⑦むし歯や歯周病を予防する

よく噛むことには、むし歯や歯周病を予防して口内を健康に保つ効果もあります。よく噛

むと唾液の分泌が促され、口内の食べカスや細菌を洗い流してくれるというメリットがあ

ります。また唾液には、食後に酸性へ傾いた口内を中性に戻す作用もあります。口内が酸

性だと歯の表面が溶けてむし歯になりやすくなってしまうので、よく噛んで唾液をたくさ

ん分泌させることが大切です。

⑧消化を助け胃腸の負担を軽減する

よく噛むと、消化を助けて胃腸の負担を軽減する効果が期待できます。咀嚼によって出て

くる唾液に含まれるアミラーゼ(消化酵素)が食べた物の消化をサポートして消化器官に

かかる負担を減らします。

⑨運動能力が向上する

よく噛むことで噛む(噛みしめる)力が育ち、体に力が入りやすくなったり、姿勢が安定

しやすくなったりします。

改めて、よく噛む事は、健康維持にとても大切だと分かりますよね。

これからも口の中の健康を保ちながら、美味しさを噛みしめたいものですね。