はじめましてこんにちは。
二戸堀野店のSさんの紹介でブログを書かせていただくことになりました。新青森駅前店のKといいます。
今回は自分の戒めも込めて、怪我をした時の体験談を話していきたいと思います。
自宅で荷物を運んでいる時に、フローリングで滑ってしまい転倒。右足を痛めてしまいました。
その時は多少腫れてはいましたが、痛みが激しいわけでもなく「打撲程度かな」と思っていたのですが・・・・。

「明日手術したいのですがよろしいですか?」
軽症と高を括っていたなかでのまさかの医師からの診断!!
なんでも「楔状(けつじょう)骨骨折」という骨折とのこと。
左足親指のつけ根のあたりで、転倒時、ふんばる部位に負荷がかかり、めり込み欠損が生じていたようです。
突然そんなことを言われ、一瞬頭が真っ白になり、何も考えられなくなりました。
後々聞いてみると交通事故にはよく見られるが、綺麗にこの部位だけの骨折は世界的にも珍しいとのこと。手術自体が難しいわけではないとのことでした。
それを聞いてほっとしましたが、医師から重篤な疾患を突然言い渡される時はこのような感覚になるのだろうと身に染みてわかりました。
手術に関しては陥没した楔状(けつじょう)骨に人工骨を埋め込むというもの。
当時コロナ禍の最中。タイトな日程で局所麻酔の手術でしたが無事成功しました!
私は麻酔でボーっとしたままでの状態。手術中は触られてる、切られてるなという感覚はありましたが、痛みは全く感じなかったです。
手術自体は苦ではなかったのですが、個人的には術後の方が大変でした。
麻酔の効果が徐々に切れてくるので治療した部分が痛みだしてくるのです。
人によって個人差はあるのでしょうがゆっくりと眠れるような感覚にはなれなかったです。

また退院後のリハビリも大変でした。
右足がギブスで固定されているため車いすを使わざる得ない不便な生活。
雪がひどく外出もできず、憂鬱な気分になることも多かったです。
動けなくなるのはこれほど苦しいものなのかと。
入退院で体調を崩した患者さんの話も聞いたことがありましたが、体験した今なら感じることができます。突然自分の状態、環境が変われば当然大きいストレスも感じるからです。
その後は後遺症が残るか不安でしたが、徐々に回復に向かい、まずは犬の散歩に復帰、
ウィンタースポーツができるまでになりました。
不可抗力の出来事でしたが、わが身を顧みる機会となり、患者さんの気持ちも理解できました。
人生にとって、無駄ではない体験だったと思いますが、正直もう二度と戻りたくないです。
健康のありがたさを痛感した今こそ、安全、安心、安定な毎日を過ごし、患者さんによりそう薬剤師になれたらと思っています。
季節の変わり目、皆さんもお体に気を付けて過ごしてください!!