こんにちは!サングループ「健康管理チーム」より今回は、脂質異常症を防ぐための食生活のポイントをご紹介致します。
4月に配信の第4回「脂質異常症①」では、脂質異常症とはどのような病気なのか、また、毎日の食事で簡単に取り入れられる工夫などをご紹介致しました。
今回の「脂質異常症②」では、脂質異常症を防ぐ為にはどのような食事を積極的に食べるべきなのかを詳しくご紹介致します。
脂質異常症の主な原因は、食生活の乱れです。特に「脂の多い肉、動物性脂肪(乳製品など)の摂り過ぎ」「運動不足」「肥満」の3つが重大な危険因子となります。
脂質異常症の食事療法では、エネルギー源となる糖質・脂質・たんぱく質の3つの三大栄養素の配分が重要です。糖質で50~60%(精白米、玄米、雑穀などの穀類、いも類、パンや麺などの小麦製品)など、脂質を20~30%(脂質は1gあたり約9kcalなので摂り過ぎは注意、植物性脂肪や魚油に多い不飽和脂肪酸などを中心に摂ると良い)、そして残りの10~30%をたんぱく質(魚や肉、卵、納豆・豆腐などの大豆製品、牛乳、ヨーグルトやチーズなどの乳製品)やビタミン、ミネラル(野菜や海草類)などで補うようにするのが理想的です。
コレステロールや中性脂肪の数値が高いからといって、単純に脂質を減らせばよいわけではありません。この3つのバランスが崩れるとLDL(悪玉コレステロール)や中性脂肪の値が悪化しやすくなります。
ダイエットのために糖質を制限する方法が広く知られていますが、ごはんやパン、麺類などを一切とらずに他のおかずに置き換えると脂質の摂取量が増加して、かえって脂質異常症が悪化してしまう危険があります。
しかし、食べてはいけない食材があるというわけではありません。お肉や揚げ物、お酒やおやつも摂取エネルギーの範囲内であれば食べても大丈夫なのです!
また、運動を継続して行うと、LDL(悪玉コレステロール)を下げ、HDL(善玉コレステロール)を上げる効果があります。1週間に120分以上、もしくは900kcal以上の運動が必要とされています。
バランスの良い食事と適度な運動を心がけ、毎日を健康的に過ごしましょう!