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~健康管理通信~
第35回「フッ素の力と歯磨き粉について」

9月、いよいよ食欲の秋です!

美味しいものを食べる機会も多くなり、歯にも負担がかかりやすい時期になってくると思います。

「毎日しっかり磨いているのに、なぜか虫歯になってしまう・・・」

そんな悩みをもっている方もいるのではないでしょうか?

そこで、注目されているのがフッ素になります。

今回は、虫歯を守る、歯周病予防にも繋がるフッ素の力と歯磨き粉について詳しく紹介していきます。

フッ素は、大まかに3つの効果があります。

【再石灰化の促進】

歯は、食事をすると口の中が酸性に傾き、歯の成分が溶け出す脱灰が起きます。

その後、時間が経つと唾液により酸性が薄れていき、溶け出した歯の成分を元に戻す再石灰化が起きます。

フッ素は、この再石灰化を促進する効果があるため、歯の負担を和らげることができます。

【歯質の強化】

歯の成分には、酸に弱いハイドロキシアパタイトというものがあります。

フッ素がそれに入り込むと、フルオロアパタイトとなり逆に酸に強くなります。

これにより、歯が溶け出しにくくなるため歯質の強化に繋がります。歯の強化は、歯周病の予防にも関わってきます。

【虫歯の抑制】

フッ素は、酸を生み出す菌の活動を抑えるため、虫歯の原因菌の活動を抑えることができます。

また、それにより歯茎の炎症をやわらげ、歯周病の予防を間接的に抑制する効果が期待できます。

上記のようにフッ素は、さまざまな効果があります。

そのため、歯磨き粉も多く含んだものがいいと考えがちですが一般的には年齢によって適量が異なっています。

 

・0~2歳: 濃度:900~1000ppm     使用量は、米粒程度(1~2mm)

・3~5歳: 濃度:1000ppm         使用量は、グリンピース程度(5mm)

・6~成人: 濃度:1400ppm~1500ppm 使用量は、歯ブラシ全体(1.5~2mm)

濃度については、歯磨き粉に成分の記載があるため確認が可能です。

日本で販売されている歯磨き粉に含まれるフッ素の最高濃度は、1450ppmになります。

6歳以降でフッ素の効果を最大限に生かしたいのであれば、この数値を目安に判断してみるのもいいかもしれません。

また、歯の表面に付着するので、口をすすぎ過ぎると流れてしまいます。

口腔内に長く留めるため、うがいは控えめにすると効果が維持しやすくなります。

睡眠中は、唾液が減り、口内に細菌が増えやすくなるため、寝る前の歯磨きが有効です。

フッ素は、虫歯を防ぐだけではなく、歯を強くするのにも役立つため、歯周病の予防にも効果的です。

皆さん、歯磨き粉をフッ素の濃度について確認して選び、ぜひ心身共に美味しい秋を楽しみましょう。